スポーツ遺伝子検査キットで自分の筋肉体質を調べる。結果報告も解説。

筋肉

人間誰しもが得意、不得意の分野を持っています。筋肉においても、それは同じことが言えます。

何が言いたいかというと、遺伝である程度、体の体質というのが先天的に決まっているということです。認めたくないことでは、これは紛れもない事実です。

分かりやすい例で言うと、2013年に世界陸上で世界記録を出したウサイン・ボルト選手が、なぜあそこまで強靭な体つきをしていて、また早いスピードで走ることができるのか。それは、彼が先天的に恵まれた筋肉体質だからです。

もちろん、計り知れない努力あってこその結果でもあります。ただ、少なからず遺伝も関係しているということからも、目を背けることはできないでしょう。

この話をするのは、決して今努力していることに対して否定しているのではなく、自分の特性、遺伝子を知ることは大切なことであり、成長するための近道であるということです。

近年科学の発展とともに、肌性質遺伝子や、肥満遺伝子、アルコール耐性検査を自宅にいながらにして調べるような時代になってきました。自分の筋肉の性質を見ることができるスポーツ遺伝子もそうです。

昔で言えば、数日間入院して筋肉細胞を分析して、ようやく知ることができるものだったのに、今であれば自宅で手軽にできてしまうのです。

そこで今回は、実際に自分のスポーツ遺伝子検査をやってみたので、結果の発表とそのレビューをしてみたいと思います。

スポーツ遺伝子検査キット

スポーツ遺伝子検査キット

前置きが少し長くなりましたが、こちらがそのスポーツ遺伝子検査キットになります。

株式会社ハーセリーズインターナショナルという会社がやっているもので、自分の口腔粘膜を採取し、同意書を専用封筒に入れて分析センターに送るだけで検査ができてしまう優れものです。

このスポーツ遺伝子検査キットでは、自分の筋肉の性質を調べることができ、筋繊維タイプを知ることで 「運動種目の選定」「運動メニューによる体力強化」「減量」など、有効なトレーニングに役立たせることができます。

これからスポーツに本格的に取り組んでいきたい、あるいは取り組んでいて自分の特性をもっと詳しく知りたい方などにはもってこいの検査キットとなっています。

どんなスポーツ遺伝子(筋繊維性質)が見れるの?

では具体的に、どういったスポーツ遺伝子(筋繊維性質)が見れるかということですが、大きく分けて三種類あります。

その三種類が以下の通りです。

  • ACTN3遺伝子
  • ACE遺伝子
  • PPARGC1A遺伝子

これらを見て、なんのこっちゃと思う方が大半だと思います。なので、これら1つずつ分けて解説していきたいと思います。(わかるという方は飛ばしてください)

ACTN3遺伝子

この遺伝子は、筋たんぱく質同士をつないだり速筋の新陳代謝を司るたんぱく質の遺伝子(α-アクチニン3)のことです。
α-アクチニン3は、筋繊維の配列の維持や収縮を正しくコントロールする役割を担っています。

簡単に言うと、速筋繊維(白筋)、遅筋繊維速筋(赤筋)の遺伝子的割合を見ることができます。

タイプはRR型、RX型、XX型の3つに分かれています。

  • RR型は速筋繊維の割合が多いタイプ
  • RX型は速筋、遅筋繊維の割合が同じぐらいのタイプ
  • XX型は遅筋繊維の割合が多いタイプ

となっています。

速筋、遅筋について知らない方に、簡単に説明すると、速筋系は無酸素運動などの瞬発系の運動をするときに使う筋肉繊維で、遅筋は有酸素運動などの持久系の運動をするときに使う筋肉繊維となっています。

わかりやすく表でまとめると以下のような感じになります。

速筋 遅筋
パワー 瞬発系(無酸素運動) 持久系(有酸素運動)
筋肥大 肥大しやすい 肥大しにくい
エネルギー源 糖質をエネルギー源とする 脂肪をエネルギー源とする
代謝 解糖系の代謝が発達 酸化系の代謝が発達
疲れ 疲れやすい(乳酸がたまる) 疲れにくい(乳酸を酸化させる)

なんとなくイメージが湧いてきたと思いますが、最初の冒頭で話した、ウサイン・ボルト選手のような人は速筋繊維が多いRR型であることが殆どです。なので、筋肥大が起こりやすかったり、瞬発系の競技が得意だったりするわけなんですね。

ただ、決してXX型だからといって悲観することはありません。あくまで割合の話なので、しっかりとトレーニングを行えば、誰もが速筋を鍛えて筋肥大を起こすことができます。

ACE遺伝子

この遺伝子は、血管を収縮させる物質を作り出すACEタンパク質の遺伝子で、筋肉への栄養や酸素の供給の効率の良さがわかります。これによって自分の血管収縮能力が瞬発系に向いているのか、持久系に向いているのかがわかります。

タイプはII型、ID型、DD型の3つに分かれており、わかりやすく表にすると以下のような感じです。

得意なタイプ
II型(血管拡張型) 持久系の運動
ID型(バランス型) バランス
DD型(血管収縮型) 瞬発系の運動

PPARGC遺伝子

PPARGC遺伝子とは、筋肉に存在する点であるミトコンドリアの量が多いタイプなのか少ないタイプなのかが分かります。単純にこのミトコンドリアの量が多ければ多いほど、エネルギーの産生量も高く保持されやすいということになります。

タイプはGG型、GS型、SS型の3つに分かれています。

これに関しては、GG型が一番ミトコンドリアが多く、GS型は中間、SS型はミトコンドリアが少ないということになります。

ただ、SS型であっても、運動を習慣化することによって、運動効率をあげることができます。

スポーツ遺伝子検査キットのやり方

どうでしょうか?自分の遺伝子を見てみたくなってきたでしょうか?

それでは次に、こちらのスポーツ遺伝子の検査キットの注文から、検査のやり方について解説していこうと思います。

まずはハーセリーズの公式サイトにアクセスし、スポーツ遺伝子検査キットを注文します。

スポーツ遺伝子検査キット中身

そうすると、上の写真のような遺伝子検査キットの意識が届きます。中には検査をするための棒状の検査器と、検査の説明書、検査同意書、注意事項、返送用封筒などが入っています。

綿棒

そして遺伝子検査するのに使うのが、こちらの棒状のものになります。

綿棒中身

棒状のケースの中には、このような綿棒のようなものが入っています。

こちらを口内に入れ、ほっぺたの内側辺りをこすって口腔粘膜を採取します。(口腔粘膜の採取が上手くいかず再検査になる可能性もあるので、慎重に行いましょう。)

配送

口腔粘膜を採取することができたら、そっと元のケースに戻して、付属している返送用の封筒に同意書と綿棒を入れて分析センターに送ります。

これで一連の流れは終わりで、あとは検査結果が出るのを待つのみです。だいたい2週間ぐらいかかりました。

僕の検査結果を発表

結果

そして、2週間後無事結果が届きました!ドキドキ!w

結果1

結果報告書の中身は8枚の資料が入っていましたね。

内3枚が自分の遺伝子についての結果報告書になります。それ以外は、結果の説明や注意事項、自分の遺伝子にあった適切な運動などの説明が書いてある資料が入っていました。

結果2

そして、気になる結果がこちらの1枚目!!

結果は311型でした!!(右上の小さい赤枠)・・・っは!?どういう意味?w

真ん中の赤い枠で囲ってある部分に、自分のACTN3遺伝子、ACE遺伝子、PPARGC1A遺伝子の結果が書いてあります。(ここを見るのが一番わかりやすいかもしれません。)

僕の結果は以下の通りでした。

  • ACTN3遺伝子・・・XX型
  • ACE遺伝子・・・II型
  • PPARGC1A遺伝子・・・GG型

はい。完全にマラソンランナーみたいな遺伝子でしたね。遅筋繊維の割合が多くて疲れにくい体質という感じの結果でした。減量とかはやりやすい体質なのかもしれませんねw

結果3

それ以外に、他2枚の資料が入っており、ACTN3遺伝子、ACE遺伝子、PPARGC1A遺伝子の細かい説明が乗ってあります。

こレラの資料に遺伝子にあった運動種目や、どういった運動が効果的なのかなどの解説も細かく書いてありますので、参考になると思います。

結果の感想

今回受け取った結果の感想としては、正直微妙ですねw

確かに高校生ぐらいの頃は、筋トレよりもランニングの方が好きだったというのもありましたが、今となっては完全に筋トレ派なので、てっきり自分はRR型だと思っていましたw

ちょっと期待とは違った結果でしたが、XX型でもここまでやってこれたということで、諦めずに筋肥大を目標に筋トレを続けていきたいと思います。

また、今回の検査によって自分が速筋繊維が多いということがわかったので、減量期は高負荷の運動と共に、しっかりと有酸素運動もやることにしました。

結果やってよかったです!もし僕のこの結果を見て遺伝子検査に興味を持った方は、是非やってみることをオススメします!

まとめ 自分の特性を知って次に活かす

男女

今回の検査結果を見た結果、自分の結果が典型的なマラソン選手体型であるということを知りました。速筋の割合も少ないので、筋肥大を起こすのにも不利な体質ということです。

ただ、この結果について決して悲観視はしていません。遺伝がダメだったら、今やっていることを辞めるのか?と聞かれたら、当然答えはノーです。

むしろ、こういった遺伝子であっても、しっかりとしたプロセスを積み上げていけば、誰でもボディーメイクはできるということをブログを通して証明したいと感じました。

また、この結果によって、今後どういったトレーニングをしていけばいいのかも把握することができました。僕の結果は期待していたものとずれていましたが、次に活かせるなと考えています。

検査もとっても簡単な方法なので、今筋トレを行っていて、自分の特性を知りたいという方は是非やってみることをオススメします!

詳細は以下のリンクからチェック!